尺八との融合・ニューヨーク風ヴィラ=ロボス第1番
今日は、私が数あるラテンアメリカ諸国のなかでも最も好きな国のひとつであるメキシコにおいて作曲したナンバーについてお話したいと思います。
今日は、私が数あるラテンアメリカ諸国のなかでも最も好きな国のひとつであるメキシコにおいて作曲したナンバーについてお話したいと思います。
私が現在、ギタリストとして国際的活動を続けていられるのは、少年時代にしっかりとしたクラシック・ギターの手ほどきをしてくださった鈴木巌(すずきいわお)先生のおかげです。
鈴木先生は、日本の音楽史上、海外における国際コンクール(1957年、モスクワ国際ギター・コンクール)で第一位グランプリに輝いた、わが国最初の音楽家です。
何年か前に、当時の鈴木先生の演奏の録音を聴かせていただいて、もうとにかくそのすごさに圧倒されたものですが、”ギターは美しい音色の楽器だよ。テクニックはあくまでもそれを表現するためのものでむやみやたらに誇示するものではない。”という先生の考え方は、いまも私の音楽のなかに、長年にわたってしっかりと息づいている大切な言葉です。
世界文化遺産の美しい町、クラクフにおける演奏を終えて、今回はまる2日間、ゆっくりとプライヴェートタイムを楽しみました。
ポーランド公演ツアーの最終章、すっかりリラックスした私とご一緒に、クラクフとその周辺散歩にどうぞおつきあいください。
ポーランドにおけるコンサートのパート1は、世界文化遺産の宝庫ともいえる同国にあっても、おそらく最大の人気スポットといえる、ヴィエリチカ岩塩採掘場(岩塩抗)におけるライヴでした。
写真は、コンサート会場となった、地下130メートルに位置する、自然の迫力が生み出す豪華な雰囲気につつまれたシアター。観客の皆様はここで、おいしいポーランド料理つきの素晴らしいライヴ・パフォーマンスを楽しむことができるのです。
これまで実に世界のいろいろな場所でコンサートを行ってきた私ですが、天然の岩塩に四方八方を囲まれたこの場所は、いままで演奏したどの会場をもってしてもまったく及ばない、最高にすぐれた生の音響をを楽しめる、驚異的なまでに力強い大自然が作りあげた、それは美しいコンサートホールでした。
5月23日から10日間に渡って滞在したポーランド。
仕事の面においても私的に楽しむことにおいても、おかげさまで本当によい旅行をすることができました。これからしばらくの間は、この話題でお楽しみいただきたいと思います。
今回、首都のワルシャワに二泊滞在した際、ポーランドが世界に誇る映画監督、アンジェイ・ワイダさんがご自宅での昼食会に招待してくださいました。
いかにもヨーロッパの5月らしい、爽やかな風を感じながらのひとときは本当に素晴らしい時間。
それでは、大都会の喧騒をはなれた静かな住宅街にある、ワイダさんとクリスティーナさんご夫妻の素敵なお家を訪ねてみましょう。