Atahualpa Yupanqui Guitar Solo for Jiro Hamada (1935-2021) 濱田滋郎さんに捧げるユパンキ・ギターの名曲

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La versión homenajeada de ‘Huajra,’ dedicada a Jiro Hamada, uno de los más grandes yupanquianos en el mundo.
Jiro tradujo ‘Cerro Bayo‘ al idioma japonés en 1964. Sin duda, era un más verdadero amigo de Atahualpa Yupanqui en Japón.

An homage version of ‘Huajra,’ dedicated to Jiro Hamada, one of the biggest ‘Yupanquiano’ in the world.
Jiro translated ‘Cerro Bayo‘ onto Japanese language in 1964. Surely he was Atahualpa Yupanqui’s best friend in Japan.

先日、惜しくも他界された濱田滋郎さんに対し、感謝を込めて制作した、ユパンキの名ギターソロ曲「ウアラ(熟れたトウモロコシの踊り)」をフィーチュアしたオマージュビデオ。

冒頭のスペイン語の部分には、濱田さんが生前、誰よりももユパンキの芸術を愛し、1964年には、ユパンキの名著「インディオの道(原題:セロ・バージョ)」の日本語翻訳を行うなど、疑うことなく、日本におけるユパンキの最大の友人であったことを記している。

濱田滋郎さんとは、もう随分前だが、一度、濱田さんから依頼を受け、ご自身で担当されていたフォルクローレのリズムについてのレクチャーにおける実演を行ったことがある。
場所は、確か東京郊外の市民センターのようなところだったと思うが、濱田さんはそのあと、わざわざ僕を連れて、新宿の老舗とんかつ屋さんでご馳走してくださった。
本当に純粋な、そして優しい方だった。

僕はこの時、濱田さんがアンデスの先住民たちのリズムについて解説された際、この「ウアラ」をプレイした記憶がある。

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世の中には、バッハについて話せる人がいる。
そしてもちろん、ユパンキについて話せる人も、そしてヴィラ=ロボスについて話せる人もいる。

しかし、これらの人々について、深いレベルで同時に語り合える人というと、そうはいない。

濱田滋郎さんと鈴木巌先生は、僕にとって数少ないその人だったが、すでにおふたりとも、この世を去ってしまわれた。