Song of the birds ~the voices of the animals~ 「鳥たちの歌」失われゆく森に暮らす獣たちの声 

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Es mi obra para solo de guitarra homenajeado a Jefe Seattle, que representa a las voces de los animales que ha estado perdiendo sus hogares para vivir por la estúpida destrucción de los hombres.
Grabado en vivo durante mi recital en la sala principal de Yamaha Hall Tokio (13/11/15.)

This is my original guitar solo dedicated to Chief Seattle, represents the voices of the animals have been loosing their home by the stupid nature destraction by the human being.
Recorded live at Yamaha Hall Tokyo during my recital on the 13th of November, 2015.

2015年11月13日、東京銀座のヤマハのステージにおけるライヴ録音

ニューヨークではよく、クマをはじめとする獣たちが人里に現れ、ときには民家に入り込み、冷蔵庫を開けたりする光景がニュースとして報道される。

また、昨年の12月には、はるか離れた森林で伐採されて運ばれてくる、恒例のロックフェラーセンターのクリスマスツリーのなかに、フクロウが紛れ込んでいたことが話題となった。

こうした出来事を、ゲタゲタと笑いながら、愉快なこととして報道するアメリカのキャスターたちを見ると、自分は途方もない怒りの感情に全身を覆われる。

クマは頭の良い動物だ。
人間の暮らすエリアに来ることが、どんなに危険なことか十分承知している。

ではなぜ、リスクを冒すのか?
それは、人間が己(おのれ)の生活のために身勝手な森林破壊を行うことで、食べ物や住む場所を失うからにほかならない。
それだけ彼らの暮らしは、いま逼迫した状況にあるのだ。

この曲は、愚か極まりない自然破壊の犠牲になる森や野山のいきものたちの声を、ギターのソロとして表現したナンバー。
1866年に死して今なお、アメリカで最も尊敬されている、アメリカン・インディアンの族長のひとりである、チーフ・シアトルへのオマージュとして作曲した。

もちろん、西海岸の都市シアトルは、この偉大なるチーフの名に由来するものだ。

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自分は、現在のパンデミックや気象変動による災害は、すべて思い上がった人間たちへの天からの警告であり、制裁であると考えている。

ロックフェラーセンターのクリスマスツリーは確かに美しい。
しかし、いきなり足を切られ、空気の悪い街中に連れてこられ、からだじゅうを電気のワイヤーでがんじがらめにされ、挙句の果てに焼却処分にされる木にしてみればどうだろう?

木々は生命を持ち、呼吸している
そして(愚かな我々人間に聞こえないだけで)言葉も話し、他の獣や植物たちとコミュニケーションをとっているのだ。

本来、フクロウが木のなかに紛れ込んでいたと知ったその瞬間、もうこのような愚かなことはやめようとするのが、天の恵みと恩恵に預かることで暮らせる人の道のはずだ。

人間たちが(木を一本伐採するだけで、同じ地球上に暮らす自分たちの仲間がどれだけ住む場所を失うかということを思い知り)すぐさま不必要な自然破壊をやめ、かつくだらない利権がらみの殺し合いをやめない限り、天からの制裁は永遠に続くだろう

今回のビデオには、200年後の現在をすでに見透かしていたような、チーフ・シアトルの言葉(英語、スペイン語、日本語で表示)を冒頭に引用してある。