「Audio」カテゴリーアーカイブ

楽曲の試聴

ノーネスチャンネルとのインタビュー ON AIR

限りなきバッハへの想い そして南米音楽への情熱

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二週間の日本滞在を終えてニューヨークに戻る前日、12月1日に東京で収録を行った、ノーネスチャンネルによるインタビューのオンライン配信がスタートしました。
「ひとつのダイヤモンド」と題された、全二部構成によるこのインタビュー。
ユパンキ音楽との出会い、アメリカへの旅立ち、さらに敬愛してやまないバッハに対する想い、そして現在の私の音楽に対するアプローチと考え方が、ひとつのテレビ番組としてたいへんていねいに作られています。
まずこの場をかりて、ノーネスチャンネルの平山秀善代表兼チーフ・エクゼクティヴ・オフィサー、そしてノーネスユニバーシティーの学園長、鮎川雅子さんに心から感謝申し上げます。

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シロ・プレイズ ”J.S.バッハ”

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現在、ニューヨークとワシントンD.C.で予定されているふたつのFMステーションのインタビュー番組のために、クラシックギターのレパートリー3曲の特別録音を行いました。
今日はそのなかから、ヨハン・セバスティアン・バッハ作曲による名作、「リュート組曲第一番ホ短調BWV996」の冒頭ナンバー”プレリュード”をお聴きいただきます。

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ダブルネックギターの幽玄世界

加賀大聖寺幻想”レジェンダ(伝説)” ライヴ音源

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私にとって’ギターを弾く’ということは、即ちサウンドをクリエイトすることであり、したがって’作曲する’ということは、その延長線上にある、きわめて自然かつ必然的な行為といえます。
その作曲スタイルについては二通りあり、ひとつは、通常の6弦スパニッシュギターのために書いた、クラシックギターをある程度練習した方なら誰にでも楽しんでいただける、どちらかといえば優しく穏やかな曲想の独奏曲の創作ですが、もうひとつは、ライヴパフォーマンスにおけるインパクトを視野においた、あるときはギター一台、ときには二台、さらには他の楽器を導入してプレイする、ギターという楽器の特性を、あらゆるアングルから最大限にひきだすことを試みた、スケールの大きいナンバーのクリエイションです。
今日ご紹介するのは、そのなかでも後者のカテゴリーに入れられる最たるもののひとつです。
北陸加賀に伝わる民話からインスピレーションを得て、アコースティック・ダブルネックギターのための独奏曲として作曲した、’レジェンダ(伝説)’をお楽しみください。

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(写真トップ)2006年10月、東京日野市田村山極楽院安養寺客殿ホールにおけるライヴにて’レジェンダ’をプレイ中。

(写真ボトム)2007年10月、東京南青山クラブマンダラにおけるライヴ直前のリハーサルにて。

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‘風が歌う地~ユパンキに捧ぐ’ 魂のライヴ

広島世界平和記念聖堂ライヴ音源 II

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去る四月に行われた、広島世界平和記念聖堂公演におけるライヴ録音。
パート1では、アルゼンチン・フォルクローレギターの醍醐味のひとつといえる、’ガト’のリズムを用いて作曲した’ラ・サンティアゲーニャ’をお聴きいただきました。
今日はそのパート2。
なによりも美しい音色の創り方を重視する恩師、鈴木巌先生直伝の、常に私を内側から支えるオーセンティックなクラシック・ギターのテクニックと、そこから生まれる無限の音楽への思いとが溶け合い、独自の世界を構築するオリジナル・ギターソロ曲、’風が歌う地~ユパンキに捧ぐ’をお楽しみください。

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北部コルドバの情熱 ’ラ・サンティアゲーニャ’

広島世界平和記念聖堂ライヴ音源 I

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これまでに、数多くの中南米の国々において、実に数え切れないほどの素晴らしい体験をしてきた私ですが、なかでももっともパワフルな血となり、そして糧となっていまも私を内側から支え続けているものが、アルゼンチンのコルドバ州北部の大地と、そこに暮らす人々との出会いと言っていいでしょう。
今日は、北部コルドバの力強く美しい民衆の姿を、かの地を代表するリズム、’ガト’を用いて作曲した私のオリジナル・ギターソロ、’ラ・サンティアゲーニャ’を、去る4月、やはり忘れられない思い出となった、広島世界平和記念聖堂リサイタルにおけるライヴ・レコーディング・ヴァージョンでお楽しみいただきたいと思います。

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