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「無花果の森」DVD

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海外の話が続きましたので、たまには日本の話題。

今年の春、サウンドトラックを担当した映画「無花果の森」のDVD&ブルーレイが、12月26日に発売されます。

音楽の入っていない映画のビデオを観ながら、イメージを膨らませて作曲するという作業はなかなか面白かった。

機会があれば、映画音楽はまたぜひやってみたいと思っています。

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時折、ニューヨークの顔なじみのお寿司屋に足を運びます。

実は私、寿司、刺身をはじめ、懐石、割烹、おせち料理、小鉢類など一切の日本の伝統料理がダメ(*_*)

(讃岐うどん、盛岡冷麺、トンカツは好き。)

本来、お寿司屋さんのカウンター席に座るなどということはあり得ませんが、ここの大将とは長年のつきあい。

特製’ドラゴンロール’を食べながら、こうしてオシャベリを楽しみます。

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’イベロアメリカーナ’ 世界へ

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上記のように、現在ドイツをはじめ欧米で好評の新作CD「イベロアメリカーナ」が、南国オーストラリア、そしてロシアでも販売を開始しました。

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アルゼンチンの伝統をしっかりと守りながらも、様々な新しいアイディア、そして信念とともに大きく前進することができた、2014年は自分自身にとってとても充実した一年でした。

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個人的には、ここ15年趣味で続けていたものの(なかなか時間が取れなくて)このところすっかり中断していたフェンシングを再開。
週二回、フルで汗を流し、現在心身ともにベストの状態です。

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写真はクリスマスを目前に控えた、私が暮らすニューヨークのビルのロビーと、通常すべての作業を行う’マイオフィス’。

あと二ヶ月で16歳の誕生日を迎える愛犬プッチー(ゲンキです)とともに、いつも応援してくださる皆様に心からの感謝を申し上げます。

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南米人気誌にトップ記事

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先週11月26日付けで、パラグアイの人気女性誌「カネーラ」が、私をトップ記事として大きく報じました。

同国公演大成功のインパクトは未だ冷めやらずといった感。
とても嬉しく思っています。

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女性たちと一緒の写真で手に持っているのは、皆さんからプレゼントされた、私の名前が金文字で刺繍されたテーブルクロス。

この他にも、パラグアイでいただいた心のこもった贈り物は、冗談ではなく相当な量となり(国民的ギタープレイヤー、アグスティン•バリオスの、日本で買うと数万円する豪華書籍や、美しいレリーフの木箱に収められた”大竹史朗”人形etc.etc….)、無事ニューヨークまで持ち帰るために、現地でもうひとつ大きなスポーツバッグを購入せざるを得ない事態となりました。

(いちばん左のビッグガイは、現地でたいへんお世話になった、パラグアイ日本大使館の宮川雄一参事官兼領事です。)

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下記は、いかにも女性誌といったムードの写真。

上記にリンクした本文でも、最初の二枚の写真が「なにもそんなにデカくしなくても…」というくらい拡大表示され、少々ハズカシイ…

二枚目の写真で持っている「カネーラ」誌の表紙の女性は、ミス•パラグアイだそうです。

三枚目は、なにやらラテン版”花王奥様劇場”のキャスト風…???(^_^)

ローズマリーの丘

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ビジャ•デ•マリア•デル•リオセコの

ローズマリーの丘のふもとで 私は生まれた

私が 私について語れるのは ただそれだけ

なぜなら私は ここで歌われる調べの響きでしかないのだから

_レオポルド•ルゴーネス(1874-1938)

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アルゼンチンの国民詩人、レオポルド•ルゴーネスに公式献呈した組曲「神々の炎」

この写真は、その晩に記念公演を控えた午後、上記の詩にあるルゴーネスゆかりの地、「ローズマリーの丘(セロ•デ•ロメロ)」の頂上で、コンサートのビデオ収録にあわせた付帯映像として撮影されたものです。

(クリックすると拡大表示します。)

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アルゼンチンの少年少女たちに完全包囲!

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この動画は、ブエノスアイレス公演の際に受けたインタビュー映像。

コンサート•オープナー、アタウアルパ•ユパンキの傑作曲「栗毛の馬」のフルバージョンに始まり、次に私のスペイン語インタビュー、そして最後にほんの少しですが、合唱をともなった「神々の炎」の第4楽章’ビジャ•デ•マリア’のラストの部分が収録されています。

この第4楽章は、上記のルゴーネスの詩をそのまま歌詞として使い、メロディーを乗せました。

このコンサートの直前、ホテルの部屋で少々疲れが出たか、ヒゲを剃るカミソリの手元を狂わせアゴをザックリ(血まみれ!)。
インタビューで顔がアップになると、アゴに小さなバンソウコウをはっているのがわかります。

神々の炎 レオポルド•ルゴーネス生誕記念組曲

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大成功をおさめたブエノスアイレス公演のあと、いよいよツアーのクライマックスであるアルゼンチン、コルドバ州政府の正式招聘および、日本政府の公式スポンサーシップを受けて初演した、同国国民詩人レオポルド•ルゴーネス生誕140年(2014年6月13日)を祝う記念組曲「神々の炎」。

国民的英雄の生誕記念日前夜、ルゴーネスの故郷であるコルドバ州ビジャ•デ•マリア•デル•リオセコのヌエストラ•セニョーラ(ノートルダム)•デル•ロサリオ教会において、アルゼンチンのメディアの大きな報道とともに、私は万感の想いをこめて自作曲を演奏しました。

(写真はすべて、クリックすると拡大表示します。)

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この教会は、建立から100年以上が経過する由緒ある歴史的建造物。
しかし、これまでコンサート会場として使用されたことは一度もなく、今回、画期的な初の試みとなりました。

演奏前は、祭壇をさまざまなイルミネーションでライトアップし、コルドバ市から呼ばれたプロの人気DJによって電子音楽が流され、実にオシャレで荘厳なムード。

(神様もいきなりビックリ!!!)

この模様は、アルゼンチンの「アルガローボ•プロダクト」という映像制作会社によってすべて収録されました。
DVDとして、皆様にお目にかけられる日も遠くないでしょう。

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コンサート直前、関係者の皆さんといっしょにリラックス(しすぎ…)。

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一夜明けた6月13日、午前10時よりレオポルド•ルゴーネス生家(現記念館)において行われた生誕140年記念式典。

私はこの日、下記のようなスピーチを行いました。

”このような素晴らしい式典に招待を受け、オリジナルの音楽を演奏できたことを心から嬉しく、そして誇りに思います。これまでの長い間、どれだけアルゼンチンと、その国民の皆さんが私を助けてくれたかわかりません。アルゼンチンのことを思わない日は一日もありません。私は東京に生まれましたが、今日、アルゼンチンを本当の故国のように思っています。”

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コルドバ州政府文化省長官、パブロ•カネーダさんと。

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式典後、ルゴーネス記念館中庭でなごやかにランチ。

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アルゼンチンは南米の中でも圧倒的な白人国。
自分たちの国以外のアーティスト、しかも日本人がやって来て国民的英雄を記念する音楽を歴史的建造物のなかで演奏するには、多くの人々の理解が必要だったと思います。

今回の大成功の立役者といえるのが、コルドバ州政府文化省理事のアンヘル•ディアスさん。

私はこの三年間で、きわめて先進的な考えを持つ二人の人物に出会いました。

そのひとりは、後援会長にして大恩人の在米投資家、大根田勝美さん、そしてもうひとりが、このアンヘルさんです。

この二人との出会いがあったからこそ、私のここ数年の創作活動は飛躍的に伸びたのだといってまちがいないでしょう。

芸術に携わる者ならば、もちろん誰よりも先進的でなければならない。

しかし、それを正確に理解してくれる人がまわりにいなければ、決してひとりで先に進むことはできないのです。

私は南北大陸において、この二人の人物に会えたことを何よりも感謝しています。