「Knight’s NY diaries」カテゴリーアーカイブ

ニューヨーク日記

García Lorca & Synthetic Performing Arts 総合舞台芸術によるガルシア・ロルカ

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Zorongo Gitano

~Una improvisación sobre el tema Lorquiano (An improvisation on Lorca’s theme)~

1. Zorongo
2. Danza (improvisación)

‘Zorongo’ composed by Federico García Lorca (arranged by Shiro Otake)
‘Danza’ composed by Shiro Otake

Dance performance by CHANGMU Modern Dance Company

Recorded live at:

Galaxy Lounge (Asuka II) -June, 2018-
Yamaha Hall Tokyo -April, 2014-
and Main Hall at Teahak-ro Performing Arts Center -September, 2017-

Video created by Shiro Otake

ジプシーのソロンゴ

〜ガルシア・ロルカの主題によるインプロヴィゼーション〜

1 ソロンゴ
2 ダンス(インプロヴィゼーション)

’ソロンゴ’作曲:フェデリコ・ガルシア・ロルカ(ギターソロ編曲:大竹史朗)
’ダンス’作曲:大竹史朗

ダンス・パフォーマンス:チャンム(創舞)現代舞踊団

収録:

ギャラクシー・ラウンジ(飛鳥II)2018年6月
東京銀座ヤマハホール 2014年4月
テハンロ・パフォーミングアーツセンター大ホール(ソウル)2017年9月

ビデオ編集:大竹史朗

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Danza del Ángel (Dance of the Angel)

~Una improvisación sobre ‘Adagio BWV. 1001 (J.S. Bach)’~

Music created by Shiro Otake

Dance performance by CHANGMU Modern Dance Company

Recorded live at:

Galaxy Lounge (Asuka II) -June, 2018-
and Main Hall at Teahak-ro Performing Arts Center -September, 2017-

Video created by Shiro Otake

天使の踊り(イベロアメリカーナ舞曲)

〜バッハの’アダージョBWV. 1001’によるインプロヴィゼーション〜

作曲:大竹史朗

ダンス・パフォーマンス:チャンム(創舞)現代舞踊団

収録:

ギャラクシー・ラウンジ(飛鳥II)2018年6月
テハンロ・パフォーミングアーツセンター大ホール(ソウル)2017年9月

ビデオ編集:大竹史朗

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Lo que me gustaría crear es, una función de mi creación ‘Lorquiana,’ junto a mi música, danza, y canto.
Estos dos videos, y los otros como ‘Fantasía La Guitarra,’ y ‘Suite Romancero Gitano‘ serian parece mi punto de salida así llamado.

What I’d like to create is, a live performance of my ‘Lorquiana’ creation with my music, dance and vocal numbers.
These two videos and also the other ‘Fantasía La Guitarra,’ and ‘Suite Gypsy Ballads‘ would be my departure point so called.

自分が今いちばんクリエイトしたいもの。
それは、ガルシア・ロルカの詩に霊感を受けた自分自身の音楽に、ダンス、さらに歌手のパフォーマンスを組み込む総合舞台芸術だ。

このふたつの動画、および「ラ・ギターラ幻想曲」、そして「組曲ロマンセーロ・ヒターノ(ジプシー歌集)」は、その出発点になるものだと思う。

Adivinanza de la Guitarra (Riddle of the guitar) ギターの神秘

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1. Adivinanza de la guitarra (Riddle of the guitar)
2. Las seis cuerdas (The six strings)
3. La guitarra (The guitar)

Music created & performed by Shiro Otake

1.ギターの神秘
2.六本の弦
3.ギター

作曲と演奏:大竹史朗

En la redonda
encrucijada,
seis doncellas
bailan.
Tres de carne
y tres de plata.
Los sueños de ayer las buscan
pero las tiene abrazadas,
un Polifemo de oro.
¡La guitarra!

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At the round
crossroads,
six maidens
dance.

Three of flesh,
three of silver.

The dreams of yesterday search for them,
but they are held embraced
by a Polyphemus of gold.

The guitar!

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円形の十字路で
六人の乙女たちが 踊っている

そのうち三人は生身のからだ
あとの三人は 銀をまとっていた

過ぎ去った夢が 彼女たちを探す
しかし 彼女たちは
金色のポリペイロスに 抱きしめられていた

日本のラテンアメリカ番組での紹介 そして青の時代からキュビズムへ

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ラテンアメリカに精通するベテラン・エキスパート・ジャーナリスト、伊高浩昭(いだかひろあき)さんが担当する番組で、たいへん大きな紹介を受けた。
この場を借りて、伊高さんに厚く感謝申し上げたい。

ぼくにとって、ユパンキの音楽とは、かけがえのない”基盤”であり、そしてひとりのアーティストのはしくれとしては”青の時代”を象徴するものだ。
これからは、魂の込められたユパンキのギター音楽を、自分なりに発展させた”キュビズム”をクリエイトしてゆくのが、僕の役目だと思っている。

これは、その”キュビズム”の第一歩的作品。

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これは、ガルシア・ロルカの傑作詩集「ロマンセーロ・ヒターノ(ジプシー歌集)」におさめられた三篇の詩に霊感を受けて作曲したものを三部構成としてつなげたギターソロ絵巻。

小品の「ジプシーの尼僧」、中篇の「黒い悲しみのロマンセ」、そして、それ自体が三楽章形式を持つ大作「愛の死」を終曲として置いたものだが、いま僕は、ロックの女性歌手が歌う”賛美歌”風にアレンジを施す作業をしている。

第二次大戦終戦前後に生まれたイギリス人の若者たちはみな貧しく、その生活の中で、多くがアメリカの黒人たちのブルースを心底理解し、それが60年代半ばから70年代中盤にかけて開花したブリティッシュ・ハードロックへと展開した。

僕は今でも、この時代のイギリスのロッカーたちが、そもそも体に持っているキリスト教やケルト文化に、アメリカのブルースを取り入れ、ライヴステージではインプロヴィゼーションを重んじたプレイで20分、30分に渡るパフォーマンスを繰り広げたのが、世界最高の音楽だったと思っている。

エレクトリック・ギターに持ち替えたり、アンプでバカでかい音にしたりすることなく(そして決して時代錯誤にならないように)、僕はこれから、この70年代のロック最高の時代の雰囲気を自分の音楽に導入してゆくつもりだ。

日本にも、カルメン・マキのような芸術家女性シンガーがいた。

今の時代、もうこういうタイプのシンガーは決して多くないと思うが、こういった(ブラックレザースーツがバシッとキマるような)女性歌手を探すところから、僕の今後の音楽クリエイションは始まる。

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これは、僕が子供の頃からずっと持っているLPレコードで、元ディープパープルのキーボードプレイヤー、故ジョン・ロードが、1974年、仲間のロッカーたちとともに、日本の”連歌(れんが)”をモチーフに作った、A面B面あわせて2曲のみの前衛ロック・ライヴ・スペクタクル・アルバム。

決して最高の出来ではなく(スミマセン)、すでに現在、この音楽の存在を知る人は殆どいないと思うが、いかにも当時の若い芸術家たちの、ひたむきな精神を偲ばせる発想がいい。

Homenajeando a Atahualpa Yupanqui en Buenos Aires Radio Show ブエノスアイレスのラジオ生出演

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Una interpretación en vivo de ‘Canción para Doña Guillerma,’ la canción más insustituible en mi vida, después de hablar de mi historia al programa de la radio en Buenos Aires.

A live performance of ‘Canción para Doña Guillerma,’ the most irreplaceable music in my life, after talking about my story for the live radio program in Buenos Aires.

ブエノスアイレスのラジオ番組に生出演。

オリジナル組曲「マリア・ルイサの城」を聴きながら、これまでのアルゼンチンとの関わりについてインタビュー(スペイン語)を受けた後、僕にとって最もかけがえのない「ギジェルマおばさんに捧げる歌」を披露(動画の14分10秒のところから演奏)。

この番組は、男女二人のパーソナリティーが、ブエノスアイレスの目抜き通りのコーヒーショップで語り合いながら進行させる設定で(街の音が効果音として流れている)、ギターケースを持って外を歩いている僕に気がついて呼び止め、店のなかに招待するというところから始まる。

「ギジェルマおばさんに捧げる歌」は、数あるユパンキ作品のなかでもかなり演奏難度の高い曲で、本場アルゼンチンのリスナーを、ラジオの音のみの生演奏で唸らせるのはリスクが高いが、このときのプレイはまあまあかなといったところ。

このときのツアーは、亜熱帯のパナマシティーの2公演で幕を開け、そのあと標高の高い乾燥気候のグアテマラで2公演(グアテマラシティー、アンティグア)、そして真冬のブエノスアイレスに移動して2公演(ブエノスアイレス、サルタ)のあと、隣国ウルグアイのモンテビデオで2公演という凄まじい日程で、グアテマラからアルゼンチンへの飛行機のなかで喉を痛め、ちょっときつかったが、このラジオ出演のあと回復したので、公演に影響はなかった。

ユパンキはどこかで守ってくれているのだろう。

明日(1月31日)は、ユパンキ112回目の誕生日

ハッピーバースデイ!ドン・アタ!

Dos TV entrevistas inéditas en las Américas ラテンアメリカテレビ生出演未公開インタビュー集

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Mis primeras entrevistas en castellano para TV en vivo inéditas en mi vida.
Parece poco nervioso….

My unpublished first live TV interviews in Spanish in my life.
Looks little nervous

僕のラテンアメリカへの本格的な演奏旅行(アルゼンチンを除く)は、中米ニカラグアグアテマラ、そしてホンジュラスから始まった。

これは、グアテマラにおける、僕のキャリア上、スペイン語による最初のテレビ生出演(未公開)インタビューで、ユパンキ芸術との出会い、そして今に至るまでなどを簡単に話した後、名曲「牛車に揺られて」をライヴ演奏している。

少々緊張気味…

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こちらは、次の訪問国ホンジュラスの、やはりこれまで公開していなかったテレビインタビュー。

ホンジュラスでは、すでにこの前にもう一本テレビに生出演してのユパンキ演奏があり場数を踏んでいたので、だいぶ落ち着いてきた感がある。

いきなり史朗という名前のスペイン語訳を聞かれて面食らうところ、使っているギター(アルゼンチン製の、木製糸巻きをヘッドに使ったカスタムモデル)について、受けた音楽教育などを語っているが、笑いになるところがふたつあり、それは、”そもそもなぜニューヨークからアルゼンチンに行くことになったのですか?”という質問にたいして、”すごく長い話なので、全部聞くと明日までかかりますよ。”というところと、”作曲は頭で行うのですか。それとも心で?”という問いに、両手を見せて、”指ですね。”と切り返すところ。

結構冗談も咄嗟に出るようになってきた。物事はなんでも’慣れ’だ。