昨年行った‘ミドリ&フレンズ’との仕事をきっかけに、私は現在、アメリカの子どもたちの指導に少なからぬ情熱を傾けています。
去る6月23日の午後、ニューヨークの小学校‘マンハッタンスクール・フォー・チルドレン’に招待を受け、子どもたちの授業の一環として楽しい時間をもちました。
この学校は、ニューヨークの小学校のなかでもたいへんよい教育を行う評価の高い学校で、今日、クラスメートの前で、私とのギターデュオによる共演の夢をかなえたのは、同校に通学する、目下私のギターの生徒のなかでも最年少(8歳)のサム君です。
「アルゼンチン風バッハ」 コンサート批評
昨秋11月、東京のアルゼンチン大使公邸において行ったコンサートの批評が掲載された「現代ギター誌」2月号を、同誌編集部の皆様がわざわざニューヨークまで郵送してくださいました。
中出阪蔵さんに捧ぐ ニューヨーク・リサイタル
マヤの国からの贈り物 ② ’オーガニック・バッハ’
グアテマラの少女から贈られた愛らしいバッハの肖像画。
大喜びの私に対して、彼女はふたたび世界にたったひとつの素敵なプレゼントをしてくれました。
♪♪♪
今度はなんと、すべて彼女が暮らす土地の植物を使って作られた’オーガニックカード’。
この、少々ロバート・プラント風(?)青年バッハには、ダンドク、バラ、シンゴニウム、ブーゲンビリアの花びらと、ヒヤシンスの葉っぱが使用されているそうで、カードを開くと、”オーラ、バッハ!(やあ、バッハさん)”なる、”バッハさん、あなたの素晴らしい音楽にありがとう。私の大好きな音楽家をインスパイアーするあなたの音楽。こうして私はあなたの顔を植物を使って描けることをとても嬉しく思います。”と記されたメッセージがありました。
自分が専門に演奏する音楽の本場に暮らすファンから、こんなに素敵なプレゼントを受け取るミュージシャンもそう多くはないでしょう。
私はこれからも、この少女を決して裏切ることのないピュアーな音楽を創ってゆきたいと思っています。
El Almirante
Se va el hombre con su barquito del dragon
久々に、サンバのリズムを使った、オリジナルのスペイン語歌詞による、私の作品にしてはかなり異色なアルゼンチン・フォルクローレナンバーを作曲中です。