ペルー公演滞在記 Dia 5
今回の滞在中の最後の仕事、コンセルバトワ-ル(国立音楽学院)でのミニコンサートです。
生徒たちだけではなく、おとといのリサイタルに感激してわざわざもう一度ここまで足を運んでくださった方もいて本当に嬉しく思います。 今回の私の仕事は、その大半が新市街で行われたのですが、このコンセルバトワ-ルのみ旧市街に位置するため、コンサートの後はしばし旧市街を散策しました。
大統領府のあるマヨ-ル広場は花咲き乱れる美しさです。なんだかようやく南米の町にいるんだという実感がここにきて湧いてきたものでした。
ペルー公演滞在記 Dia 4
リマに着いてから、はじめての完全オフ日です。
日本大使館の皆さんが、ペルー料理でも一二を争うと言われるシェフのいるレストランに御招待してくださいました。
この会のリーダー格は、政務担当の佐藤さんですが、3年前の秋、恐れ多くも東京の外務省で外交官の皆さんを前に私が講演をさせていたたときに、当時本省でペルーを担当なさっていたのがこの佐藤さんでした。
"いつかペルーでお目にかかれればいいですね"などとそのときお話しさせていただいたたので、今回ホンジュラスでお目にかかった内田さん同様、本当に嬉しい再会でした。
写真)インディアンマーケットのお土産店で
ペルー公演滞在記 Dia 3
朝10時から、ペルーの子どもたちのためのミニコンサートを日秘会館で行いました。
若く、感受性の豊かな子どもたち。まさに音楽家にとってかけがえのない仕事です。アルゼンチンの子どもたちにくらべると、ペルーの子どもたちは照れ屋さんが多く、最初は少々緊張感が感じられましたが、カルロスくん(10歳)と、デニースちゃん(13歳)が前に出てきて一緒に歌ってくれた頃からすっかりかたさがほぐれ、とてもよい会になりました。
思えば自分は、このデニースちゃんと同じ年令のときにユパンキを聴いて感激し、その間いろいろあったものの、そのときの感動が結局その後の人生をしっかりと支えることになりました。今日こうして、私の演奏が子どもたちの脳裏にしっかり焼き付いて、彼等のこれからになんらかの影響を与えられるとすれば、こんなに素晴らしいことはありません。
写真)ペルーの子どもたちと
ペルー公演滞在記 Dia 2
滞在二日目です。朝9時30分から、ペルーの人気放送局"RPP"に生出演しました。
これはテレビとラジオで同時に中継されるというもので、かなりのアピール度を誇る番組だそうです。
3人のキャスターたちからのインタビューに10分ほど答えた後、ユパンキの名曲"牛追い"を披露。もうずいぶんとラテンアメリカやヨーロッパのメディアに出演しましたが、とてもいいインタビューでした。出演後はかなりのインパクトがあったようです。
昨夜はオープニングセレモニー後、リマに長い日本人シェフ、Toshiro Konishi さんの日本料理店"TOSHIRO'S"にお邪魔して、おいしいお寿司や、メニューにはない特製のお肉をいただき、トラフグのひれで作られた日本酒(おいしかった!)を3ばいも飲み、リマでの最初の夜はすっかり日本料理三昧となってしまったので、今日は評判のペルー料理をランチで食べました。
食通の知り合いからすすめられたセヴィ-チェという、魚料理(カルパッチョのような?)がおいしく、この国の食文化の高さを認識です。
写真)人気放送局RPPのニュース番組に出演
ペルー公演滞在記 Dia 1
11月2日の夕方に成田を発ってから約20時間、ヒューストンでのトランジットを経て、飛行機は同日の午後11時30分にペルーの首都リマに到着です。
今年3月に新装したばかりというリマの国際空港は美しく立派で驚きました。
ゲートで待っていてくださったのは、在ペルー日本大使館の内田みどりさんと今井萌衣子さん。
内田さんはペルー赴任の前は、やはりスペイン語圏のホンジュラスの日本大使館に勤務しておられましたが、3年前の私の同国公演の際にずっとアテンドをしていただきました。今回嬉しい再会です。
さて、この時間に旅行客が集中するという入国審査場と税関検査場は長蛇の列でしたが、これは外交官による先導なのでほぼフリーパス。はじめてペルーの土を踏みました。
リマはちょうど春先ということでしたが、海からたちこめる湿気のせいで、実際の温度よりずっと肌寒く感じます。私の荷物を持ってくれ、車に積んでくれたペルー人の紳士が一緒に車に乗らないのでどうしたのかなと思ったらあとでびっくり、彼は武装したボディーガードで、私達の車の後から護衛車でついてきていたのでした。
ホテル到着後、ロビーで明日からの日程について簡単に説明を受け、あとはそのまま部屋でバタンキュー。
時刻は3日の午前12時30分をまわっていました。
9.24 NY公演 SOLD OUTS 大成功!
9.24 ニューヨークシティー、ハンターカレッジのラングリサイタルホールでの公演が、150席すべてソールドアウトとなり大成功しました。
世界一エンターテインメントの多いマンハッタンの、しかも土曜日の夜(今回も、ニューヨーク映画祭のオープニング ーなんと同じ日の同じ時間に、山田洋次監督の‘隠し剣鬼の爪’がリンカーンセンターで上映とあって、明日日曜日、日本大使公邸に私も山田監督もお招きを受けていますが、きっとそのお話に花が咲くことでしょうー に加え、日本協会主催による、日本からそうそうたるメンバーを呼んでのスーパーエンターテインメント現代能‘鷹姫’の初演、またブロードウェイミュージカルのスター・ディーヴァたちのガラコンサートなどが同じ日にありました)、アーティストたちの集客戦は熾烈さをきわめますが、本当にたくさんの皆さんに集まっていただけたことを、心から感謝しています。
Thank you, everyone !!!
近江楽堂公演 成功のご報告とお礼
おくればせながら、去る4月14日の東京オペラシティー、近江楽堂公演が大成功しました。
今回、昼夜2回公演という、かつて自分もしたこたのないタイプの演奏会でしたが、おかげさまで、3月中にはすべての券がソールドアウトとなり、よい雰囲気のなか自分もリラックスしていいコンサートができたと思っています。
また、当日がちょうど自分の誕生日であったことから、関係者の方達のご厚意により、コンサート後に、打ち上げを兼ねた誕生パーティーをしていただいたことは感謝にたえません。
平日にもかかわらず、夜遅くまで残ってくださった方々、また今回ご協力をいただいたスペイン、キューバ各大使館の皆様にもこの場を借りまして心からお礼を申し上げます。
これからも、皆様の心に響く音楽を創ってゆきたいと思っています。
どうぞ今後ともよろしくお願い申し上げます。
文化学院 創立記念日特別講義
母校、東京御茶ノ水の文化学院の創立記念日に、特別講師としてご招待を受けました。
講堂で生演奏つきの講義中。
2004年 ラテンアメリカツアー(ウルグアイ)
ウルグアイのクラシックギタリスト、ロベルト・ラヴェーラ氏と“ニューヨーク風ヴィラ=ロボス第3番-マリア・ルイサの城-”を共演。
ウルグアイ・モンテビデオ